ケアマネの業務をAIで効率化!NotebookLM活用と「正しく恐れる」セキュリティ対策|堺市・出張タダスク事例
ケアマネジャーの業務は、アセスメントからケアプラン作成、多職種連携と多岐にわたり、書類作成の負担は増すばかりです。最新のAIツール「NotebookLM」や「Gemini」を活用すれば、これらの事務作業を大幅に効率化できます。重要なのは、個人情報を守るためのセキュリティを「正しく恐れ」ながら活用することです。大阪府堺市で開催されたケアマネジャー向けの合同勉強会では、40名を超える参加者がAIの利便性と安全な使い方を実践的に学びました。
なぜ今、ケアマネジャーにAIとICT活用が必要なのか?
介護現場、特にケアマネジメントの領域において、業務の「質」を維持しながら「量」をこなすには、もはやICTの活用は避けて通れません。
膨大な書類作成と情報整理の限界
ケアマネジャーの皆さんが日々向き合う、膨大な支援経過記録やアセスメントシート。これらをすべて手書きや単純な入力で行うには限界があります。ICTツールは、これら「書く作業」をサポートし、本来の主業務である「利用者様と向き合う時間」を創出するための手段です。
企画委員の想い:「ICTへの不安」を解消するために
今回の研修は、堺市の合同勉強会企画委員様より「業務効率化やICT活用への不安の声に応えたい」という切実な想いからご依頼をいただきました。「AIに興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない」という現場のリアルな課題解決が、この研修のスタート地点でした。
AI導入の鍵は「正しく恐れる」こと。個人情報保護とセキュリティの境界線
AIを活用する上で、現場が最も懸念するのが「セキュリティ」です。今回の研修では、活用法の前に「正しく恐れる」という視点を重点的に解説しました。
ケアマネジャーが知っておくべき情報の取り扱いルール
AI(生成AI)は、入力したデータを学習に使用する場合があります。そのため、利用者様の氏名、生年月日、住所、詳細な連絡先といった「個人を特定できる情報」は絶対に入力しないことが鉄則です。
研修で伝えた「入力して良い情報・ダメな情報」のボーダーライン
研修では、「フルネームは伏せる」「具体的な住所は書かない」といった具体的な運用ルールを共有しました。リスクを完全に排除するのではなく、「どの範囲なら安全に使えるか」という境界線を明確にすることで、参加者の皆様からは「自分が思っていたよりリスクのポイントがよくわかった」と、前向きな納得感が得られました。
実践!出張タダスクで体験した3つのAI活用ワークショップ
座学の後は、実際に手を動かすワークショップ形式で3つのツールを体験しました。
【NotebookLM】資料やマニュアルをAIが即座に整理
今、最も注目されているGoogleのAIツール「NotebookLM」を体験。膨大な資料を読み込ませるだけで、内容の要約や質問への回答を自動生成します。「衝撃を受けた」「すぐに活用できそう」と、最も反響が大きかったセクションです。
【Gemini】ケアプラン作成のヒントをAIと対話しながら導き出す
対話型AI「Gemini」を使い、ケアプランの文案作成をサポートする体験で
す。ゼロから文章を考えるのではなく、AIが出した案をたたき台にすることで、思考の整理を助けます。
【Googleレンズ】アナログ資料をデジタル化し、転記の手間を削減
スマートフォンで写真を撮るだけで、書類の文字をテキスト化できる「Googleレンズ」。会議資料の書き起こしや、手書きメモのデジタル化など、明日からすぐに使える実務スキルの定着を図りました。
参加者の声:苦手意識が「これなら使える!」に変わった瞬間
当初は「カタカナ用語に翻弄された」という声もありましたが、最終的には多くの方が手応えを感じていました。
「NotebookLMの衝撃」: 「本来の使い方を知ることができ、業務が随分楽になると思った」と、具体的な活用イメージを持てた方が多くいらっしゃいました。
苦手意識の払拭: 「ちょっと苦手意識が薄まった」「実際に操作しながらだったので分かりやすかった」といった声が寄せられ、ICTスキルの差を超えて「楽しんで学ぶ」場となりました。
ICT活用への第一歩をタダカヨと一緒に踏み出しませんか?
ICTやAIは、決して魔法の杖ではありません。しかし、正しく理解し、適切に使いこなすことで、介護現場の景色を劇的に変える力を持っています。
小さな一歩が大きなゆとりを生む
大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、今回の参加者のように「これならできるかも」という小さな成功体験を積み重ねることです。
「出張タダスク」へのお問い合わせ
NPO法人タダカヨでは、全国の介護施設・団体へ「出張タダスク」として、現場に即したICT研修を届けています。
「地域で合同研修を企画したい」「現場の苦手意識を解消したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

