【Wordの基本のき】②Wordのお節介を知って2大トラブルはもう怖くない
「お便りを作っていて文字を直そうとしたら、後ろの文字がどんどん消えていく!」「数字を打とうとしたら画面が上下に動く!」……そんな経験はありませんか?
実はそれ、パソコンの故障ではなく、Wordやキーボードの「お節介なモード」がオンになっているだけなんです。この記事では、介護業務の合間にサッと解決でき、操作が劇的に楽しくなる「3つの魔法」を分かりやすく解説します。
文字が消えるホラー現象?「インサート(Insert)キー」の罠
「文字を書き足そうとしたら、後ろにあった大切な文章が、まるでパックマンに食べられるように消えていく……」。介護現場の事務作業で最も焦る瞬間の一つですよね。
原因は「上書きモード」
犯人は、キーボードの右上あたりにある「Insert(インサート)キー」です。これをうっかり押すと、Wordは「挿入モード(文字の間に割り込む)」から「上書きモード(後ろの文字を消して書き換える)」に変身してしまいます。
解決の魔法
文字が消え始めたら、もう一度 「Insert」キー をポチッと押してください。それだけで、元の優しいモードに戻ります。
数字が打てない!「ナムロック(NumLock)」の反抗
「テンキー(右側の数字ボタン)で数字を打っているのに、なぜかカーソルが上下に飛んでいく!」というのもよくある怪奇現象です。
原因は「移動ボタン化」
これは、「NumLock(ナムロック)キー」がオフになっているサインです。オフの状態だと、数字キーは「数字を打つボタン」ではなく「画面を動かすボタン」に役割を変えてしまいます。
解決の魔法
数字キーの左上にある 「NumLock」キー を一度押してみましょう。(多くのパソコンでは小さなランプが点灯します。このランプが「数字を打っていいですよ!」というOKサインです。)
「魔法のハケ」で、書式をペタペタ塗り替えよう
「この行を太字にして、赤色にした。次の行も同じにしたいけど、またボタンを押し直すのは面倒……」。そんな時に役立つのが「書式のコピー」です。
書式のコピー(ハケのマーク)とは?
文字の色や太さなどの「デザイン設定」だけを吸い取って、別の場所に塗ることができる魔法の杖のような機能です。
【実践ステップ】
- 吸い取る:バッチリ整えた文字をマウスで選びます。
- ハケを押す:画面左上(ホーム>クリップボードのタブ)の「ハケのマーク」をポチッと押します。
- 塗る:そのまま、別の文字をなぞります。
★プロの裏ワザ
ハケのマークを「ダブルクリック」すると、魔法が継続します。あちこちの行を連続でペタペタ塗り替えられるので、資料作りのスピードが3倍になりますよ。
また他所の文章からコピペした際、不要な書式がくっついて来て困ってしまう!そんなときには「Ctrlキー+Shiftキー+V」で書式なし貼り付けで解決です!
注意点と導入のコツ:たんくすのワンポイントアドバイス
まずは「戻し方」を知ることから始めよう PCが苦手な方、介護ITやICTの導入支援をしていて感じるのは、「壊してしまったらどうしよう」という不安が一番のブレーキになっていることです。
大切なのは、高機能な操作を覚えることよりも、「失敗しても一歩戻れる方法」を知っておくことです。もし操作ミスでグチャグチャになったら、迷わず左手で 「Ctrl(コントロール)キー」を押しながら「Z」 を叩いてください。これはWord界のタイムマシンです。
「間違えても大丈夫」という安心感があれば、ICT活用はもっと身近になります。力ずくで操作しようとせず、今回紹介したようなWordの「癖」を理解して、仲良くなっていきましょう。
明日からの事務作業を少しだけ楽に
Wordは、ちょっとしたお作法を知るだけで、世界一頼もしい秘書になってくれます。パニックになったら、落ち着いて「Insert」と「NumLock」をチェックしてみてくださいね。
NPO法人タダカヨでは、こうした「現場ですぐに役立つパソコンのコツ」を学ぶ無料オンライン勉強会「タダスク」を定期開催しています。
「もっと楽に記録をつけたい」「お便り作成のコツを知りたい」という方は、ぜひお気軽にご参加ください。みんなで一緒に、介護現場をICTで楽しくしていきましょう!

