小銭の計算で悩まない!利用者も介護職も笑顔になる認知症向けキャッシュレス「KAERU」とは?

「利用者さんの買い物代行、現金の預かりやレシートの計算が毎回大変ですよね…」
「何度も同じ商品を買ってきてしまって、ご家族からのクレームにならないか心配…」
日々の業務に追われる中で、金銭トラブルの不安は大きなストレスになります。この記事を読めば、現金の取り扱いリスクを減らし、業務を時短しながら利用者さんの自立支援を促す方法がわかります。

介護現場の買い物支援を劇的に楽にする「KAERU」とは?

介護現場の金銭管理トラブルを防ぐには見守り・使いすぎ防止機能が付いた高齢者向けキャッシュレスサービス「KAERU」の導入が効果的です。 本人は小銭の計算なく買い物ができ、支援者は現金の預かり業務から解放されます。

KAERUとは、認知機能が低下した高齢者でも安心してお買い物ができ、家族や支援者が遠隔で上限額設定や履歴確認ができるチャージ式(事前入金型)のプリペイドカードです。国際ブランドのMastercard(マスターカード)と提携しており、一般的なクレジットカードと同じようにお店で支払いに使えます。

介護現場で「KAERU」を導入する3つのメリット

メリット1:現金の預かり・精算トラブルを防止

導入前: ヘルパーが現金を預かり、小銭を計算してレシートと突き合わせる手間と紛失リスクがありました。
導入後: カードを預かってお店で渡すだけで決済ができ、履歴もアプリに自動で残ります。計算ミスや預かりの心理的負担がゼロになりました。

メリット2:利用者の「使いすぎ」をシステムで防止

導入前: 認知機能の低下により、同じものを何度も買ってしまう、高額な不要品を買ってしまうという不安がありました。
導入後: ご家族のアプリから1日の利用上限額(例:3,000円まで)を自由に設定できます。毎日設定した金額まで自動で入金される仕組み(オートチャージ)があり、物理的に使いすぎを防げるようになりました。

メリット3:利用者本人の「自分で買い物をする楽しみ」を守る

導入前: 小銭の計算が難しくなり、買い物を諦めて引きこもりがちになっていました。
導入後: レジでカードを渡すだけでスムーズに会計ができます。自尊心を保ちながら外出の機会を維持でき、体力維持や介護予防にもつながるようになりました。

今日からできる!KAERUの導入ステップ

KAERUの利用開始は、サポートするご家族がスマートフォンから手続きを行います。

アプリのダウンロードと申込み
ご家族のスマートフォンに専用アプリを入れ、必要事項を入力して申込みます。
初期設定
1〜2週間程度でカードが届いたら、アプリでご本人とご家族の紐付けを行い、1日の上限額などを設定します。
チャージ(入金)
指定の銀行口座からの振り込み、または毎月自動で入金される口座振替を設定してカードにお金を入れます。
お買い物スタート
全国のコンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、Mastercardが使えるお店で利用を開始できます。

ワンポイントアドバイス!導入で失敗しないための注意点

使えるお店を事前にチェック

KAERUは幅広いお店で利用できますが、地域密着型の小さな商店や一部の医療機関などでは使えない(現金のみ対応)場合があります。利用者さんの生活圏内で無理なく使えるか確認しておきましょう。

「ポイント還元」は目的ではないと理解する

一般的なクレジットカードのような、利用額に応じたポイント還元(ポイ活)はありません。あくまで「家族のお金の使いすぎを防ぐ」「安全に見守る」ためのサービス(つまり、安心を買うためのツール)であるとご家族に伝えておくとスムーズです。

月額利用料がかかる

遠隔での設定やリアルタイムの利用履歴確認といった見守り機能を維持するため、サポートするご家族側に月額528円(税込)のシステム利用料がかかります。

まとめ

  • KAERUは、認知症の方でも安心して使える見守り機能付きのプリペイドカード。
  • 1日の利用上限額を設定でき、使いすぎや金銭トラブルを物理的に防ぐ。
  • 介護職は現金の預かり・精算の手間が省け、利用者さんは自立して買い物を楽しめる。

お買い物支援での現金のやり取りは、精神的にも負担が大きい業務ですよね。こうした便利な決済ツールをご家族に提案することで、現場の負担はもっと軽くできますよ。

NPO法人タダカヨでは、こうした介護現場の負担を減らすICTの活用方法を学べる無料のオンライン勉強会を定期的に開催しています。まずは今日できるところから、一緒に業務改善を始めてみませんか?ぜひお気軽にご参加ください!