もう服薬確認で悩まない!スマートスピーカーや支援ロボットを活用した新しい服薬管理のコツ
毎日、服薬の確認や声かけに追われて大変ですよね。声かけや見守りは重要ですが、毎回の毎時となるとスタッフ・介護者の負担も心理的なストレスも大きくなってしまいます。
この記事を読めば、身近なツールを使った服薬管理の自動化・効率化のアイデアが分かり、日々の業務負担をぐっと減らすヒントが見つかるかもしれません。
服薬管理のICT化とは?
服薬管理のICT化とは、スマートフォン、スマートスピーカー、専用のケースやロボットなどを活用し、自動で服薬時間を知らせたり記録したりする仕組みのことです。 これにより、利用者さんの飲み忘れを防ぐだけでなく、介護職員・介護者が毎回確認に向かう手間を大きく減らすことができます。
介護現場で服薬管理にICTを活用するメリット3選
声かけや確認の「自動化」による業務時間の短縮
決まった時間に機器が自動で服薬を促してくれるため、介護者がその都度声かけに行く手間を省くことができます。
遠隔からの「見守り・履歴確認」による安心感の向上
ツールによっては、離れた場所からでもスマートフォンアプリなどで服薬状況や履歴を確認できるため、安心して見守ることができます。
利用者さんの自立支援と服薬アドヒアランスの向上
機械が分かりやすくサポートすることで、利用者さん自身が自立して正しいタイミングで薬を飲むこと(服薬アドヒアランス)の向上につながります。
今日からできる!服薬管理を楽にする具体的な実践方法・ツール紹介
服薬管理を助けてくれる具体的なツールと、その活用手順をご紹介します。
Step1:身近なスマホやアプリを活用する
まずは、お手持ちのスマートフォンを使った簡単な方法です。iPhoneの「ヘルスケア」アプリを使えば、薬の情報を追加して服薬時間をリマインド(通知)させることができます。また、耳が少し遠い方には、通知が来たときに本体のLEDフラッシュをピカッと光らせる設定も気づきやすくて有効です。Androidスマートフォンの場合でも、「リマインダーFLEX」のようなアプリを使えば、「薬の時間です」と声で読み上げてお知らせしてくれます。
Step2:スマートスピーカー(AIスピーカー)に声をかけてもらう
ご自宅や施設にスマートスピーカーがある場合は、ぜひ活用してみましょう。Google Homeであれば、「ルーティン」という機能を使って、毎日決まった時間に「薬は飲みましたか?」と自動で発話させることができます。Alexa(Amazon Echo)であれば、「定型アクション」という機能で、朝のアラームを止めたタイミングで服薬を促す設定なども可能です。
Step3:専用のIoTデバイスやロボットを導入する
さらに確実なサポートが必要な場合は、インターネットに繋がる専用機器(IoT機器)の導入を検討します。
スマート薬ケース
「Pill box」などの製品は、アラーム音とランプの点滅で服薬時間を分かりやすく知らせてくれます。また、ケースの開閉をセンサーで検知し、LINEでご家族に通知を送るシステムも開発されています。
スマートウォッチとの連携デバイス
スマートウォッチで「食事の動作」を感知し、食後のタイミングに合わせて専用画面(MediLightなど)に薬の写真を大きく表示する最新のシステムもあります。
見守り服薬支援ロボット
自費購入にはなりますが「FUKU助」などのロボットは、時間になると声と光で知らせて、1回分の薬を自動で引き出しから出してくれます。お部屋が暑くなると熱中症の注意喚起もしてくれるなど、見守り機能も充実しています。
タダカヨからのワンポイントアドバイス
「まずは利用者さんの状態に合わせたスモールスタートを!」 いきなり高機能なものを導入するのではなく、利用者さんのITへの慣れや身体状況(耳が遠いか、目が見えにくいか等)に合わせてツールを選ぶことが重要です。まずは無料のスマホ機能や、すでにあるスマートスピーカーの活用など、身近なものから小さく始めてみましょう。
また、どうしても薬を飲んでくれない場合は、無理に飲んでもらおうとするのではなく、医師や薬剤師に相談することも大切です。薬を一包化(1回分ずつまとめること)してもらったり、飲む回数を見直したりといった工夫とICTツールを組み合わせることで、より高い効果を発揮します。
まとめ
今回は、スマートスピーカーや支援ロボットなどを活用した新しい服薬管理のコツについてご紹介しました。
- 服薬の声かけや記録は身近なツールで自動化できる
- スマホアプリ、スマートスピーカー、専用ロボットなど選択肢は豊富
- 利用者さんに合わせて、まずは無料の機能から取り入れるのが成功の鍵
タダカヨでは、こうした介護現場のICT活用や業務改善に関する勉強会・個別相談を定期的に開催しています。「自分の職場にはどのツールが合うかわからない」という方は、ぜひお気軽にタダカヨの勉強会にご参加ください!

