LINEとLINE WORKSとの違いと介護現場で導入するメリットを徹底解説!

日々の介護業務や、スタッフ間での連絡・申し送りに追われる皆様、本当にお疲れ様です。
「スタッフ全員が使い慣れているから」という理由で、個人用のLINEをそのまま仕事の連絡に使っていませんか?実は、介護や医療の大切な個人情報を扱う現場で個人LINEを使うことには、思わぬリスクが潜んでいます。
また、国が推進する介護DXや人手不足への対応が急務となる介護現場では、個人LINE利用による情報漏洩や公私混同も課題です。
この記事では、LINEとLINE WORKS(ラインワークス)の違いを分かりやすく解説します。
この記事を読めば、国のルールを守りながら安全に情報を守る方法と、日々の業務連絡をグッと楽にするコツがすべて分かります。
LINE WORKS(ラインワークス)とは?
LINE WORKSとは、多くの人がプライベートで使っている「LINE」の使いやすさはそのままに、仕事用に開発されたチャットアプリ(スマホやパソコンで文字のメッセージを素早くやり取りできるアプリ)のことです。
個人向けのLINEが「誰とでも自由に繋がるツール」であるのに対し、LINE WORKSは「会社や組織がメンバーを管理し、安全に業務連絡を行うためのツール」と定義されます。
LINEとLINE WORKSの決定的な違い
もっとも大きな違いは「組織で管理ができるかどうか」です。
個人LINEはスタッフ個人の持ち物ですが、LINE WORKSは会社が用意する仕事用のスペースです。そのため、情報の守り方(セキュリティ)や機能の仕組みが全く異なります。
LINEとLINEWORKSの違いを一覧表にまとめました。
| 比較項目 | LINE WORKS(お仕事用) | LINE(プライベート用) |
| ユーザー管理 | 管理者が登録したメンバーのみ | 誰とでも自由に繋がる |
| 登録方法 | 専用のIDとパスワード | 個人の電話番号 |
| データの保管先 | 専用の国内データセンター | 個人端末 / LINE用データセンター |
| 管理者向け機能 | 監査ログ・安全設定ができる | なし |
| 機種変更時のデータ移行 | 不要(ログインするだけ) | 必要(失敗すると消える) |
| 既読確認 | 誰が読んだか(個人レベル)が分かる | 既読の数だけが分かる |
介護現場でLINE WORKSを導入する3つのメリット
① 国のガイドラインをクリア!万全のセキュリティで個人情報を守る
Before(個人LINEの場合)
誰とでも簡単に繋がれ、メッセージやデータのやり取りが行われたり、情報を開示したりしているオープン型のLINEは 、厚生労働省のガイドラインでも「介護・医療の機密な情報を扱うツール」としては推奨されておりません。 また、スタッフが退職した後も本人のスマホに過去のトークや利用者様の写真が残り、本人以外は消去できません。
After(LINE WORKSの場合)
決められたメンバーしか入れない閉じられた環境(プライベートSNS)であり、データはすべて国内の専用データセンターで安全に守られます。万が一、退職者が出た場合でも、管理者がアカウントを削除すればその瞬間にすべての仕事データへアクセスできなくなるため、情報漏洩のリスクをゼロにできます。
② 個人の電話番号やアカウントは不要!プライベートと仕事をきっちり切り分けられる
Before(個人LINEの場合)
仕事を始めるにあたって、同僚や上司に個人のLINEアカウントや電話番号を教える必要があり、「プライベートが覗かれているようで嫌だ」「休みの日に仕事の通知が来ると休んだ気にならない」といったスタッフのストレスに繋がっていました。
After(LINE WORKSの場合)
会社が発行した「専用のIDとパスワード」だけで利用できるため、スタッフ個人の電話番号を会社や同僚に教える必要はありません。仕事用アプリとして完全に独立しているため、公私混同を防ぎ、スタッフのプライバシーをしっかりと守ることができます。
③ スマホを機種変更しても、過去の申し送りや写真が消えない
Before(個人LINEの場合)
スマホを新しくするときにデータ移行の手間がかかり、失敗すると過去のメッセージや大切な写真が消えてしまうトラブルが頻発します。
After(LINE WORKSの場合)
すべてのデータは安全な専用のデータセンター(情報の保管庫)に保管されているため、スマホ自体にはデータが残りません。スマホを機種変更しても、新しい端末にアプリを入れてログインするだけで、いつでも過去のやり取りや写真をそのまま確認できます。
今日からできる!LINE WORKSを導入する3つのステップ
介護現場で新しくLINE WORKSを始めるための具体的な手順をご紹介します。
- ステップ1:無料プラン(Freeプランなど)で申し込む
- まずは費用をかけずにスタートします。公式サイトから組織のアカウントを作成しましょう。
- ステップ2:管理者がスタッフのアカウントを作成する
- 管理者がメンバーのIDとパスワードを発行し、スタッフに伝えます。スタッフは個人の電話番号を登録する必要はありません。
- ステップ3:特定のチームやシフトだけで使ってみる
- いきなり全員で始めるのではなく、まずは「訪問介護チームだけ」「夜勤帯のスタッフだけ」など、小さなグループで実際に使ってみて便利さを実感しましょう。
注意点と導入のコツ
新しいITツールを導入しようとすると、現場のスタッフから『難しそう』『操作を覚えられるか不安』という声が上がることがよくあります。
ですが、LINE WORKSの一番の強みは「見た目も使い方も、いつものLINEとそっくり」という点です。スタンプを使った簡単な返信もできるため、スマートフォンの操作が苦手なスタッフでも、マニュアルなしでその日から使いこなせます。
国(厚生労働省)の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(第6.0版)」内の、概Q-8にある中の「医療情報連携において、SNSを利用する際に気をつけるべき事項」 でも、SNSの利用について明記されております。インターネット上に情報が全公開されるリスクがある個人LINE(パブリックSNS=公開型)は、利用者様の機密な情報を扱うツールとしては推奨されていません。一方で、決められたメンバーしか入れない閉じられた環境のLINE WORKS(プライベートSNS=非公開型)なら安心であると認められています。
高機能で高額なシステムを無理に導入するよりも、スタッフ全員が「これなら使える!」と思える親しみやすさを最優先に選び、まずは無料プランから小さく試してみることが、介護現場の業務改善を成功させる最大のコツです。

まとめ
介護現場において、使い慣れた操作性はそのままに、国のガイドラインを満たす高い安全性を備えているのがLINE WORKSです。
- 仕事はLINE WORKS、プライベートはLINEとしっかり切り分ける
- 「誰が読んだか」を名前で確認し、申し送り漏れを防ぐ
- 退職者のアカウントを管理者が削除し、情報漏洩を防ぐ
これらを取り入れることで、日々の業務連絡が圧倒的にスムーズになり、管理者も現場スタッフも安心して仕事に集中できるようになります。
私たちNPO法人タダカヨでは、介護現場の皆様がお金をかけずに、大切な個人情報を安全に守りながら、日々の業務をスムーズにできるよう、LINE WORKSなどの導入を応援しています。無料の勉強会や、個別の導入相談も随時行っています。「まずは無料プランから試してみたいけれど、何から手をつけたらいいか分からない…」という方は、ぜひお気軽にタダカヨまでご相談ください!

