【介護の誤薬防止】「この薬、誰の?」はGoogleレンズで解決!1秒で名前を特定する方法
介護現場でヒヤリとする瞬間の一つに、「フロアに薬が1錠だけ落ちているのを見つけたとき」があります。
「これ、誰の薬だろう?」「いつの分の飲み忘れ?」と焦って、分厚いお薬事典をめくったり、ネットで「白い 錠剤 刻印 AB123」と必死に検索したりしていませんか?
この記事では、スマホをかざすだけで一瞬にして薬の名前がわかる無料ツール「Googleレンズ」の活用術をご紹介します。これを知っておくだけで、薬剤確認の手間が劇的に減り、誤薬事故の防止にもつながります。
Googleレンズとは?
Googleレンズ(グーグルレンズ)とは、スマートフォンのカメラで写したものについて、AIが即座に正体を調べてくれる無料の検索アプリです。
文字を入力する代わりに「写真」で検索できるのが特徴で、薬のパッケージ(PTPシート)がなくても、錠剤そのものの形や刻印から正確な情報を引き出すことができます。
介護現場でGoogleレンズを使う「3つのメリット」
「お薬事典で調べればいいのでは?」と思うかもしれませんが、Googleレンズを使うと現場の負担がぐっと軽くなります。
【時短】調べる手間がほぼゼロに
特徴を言葉にして検索窓に打ち込む必要はありません。カメラを向けてシャッターを押すだけで、製薬会社の添付文書や解説サイトに直接アクセスできます。
【正確】AIが刻印や形を瞬時に照合
小さな錠剤に刻まれたアルファベットや数字(刻印)は、肉眼では見えにくいもの。Googleレンズはこれらを画像として解析するため、読み間違いによる誤認を防げます。
【共有】その場でスタッフ全員と確認できる
スマホの画面に検索結果が出るため、「ほら、これ〇〇さんの血圧の薬と同じですよね」と、他のスタッフと一緒に根拠を持って確認作業が行えます。
【実践】Googleレンズで薬を検索する3ステップ
難しい設定は一切ありません。今日からすぐに行える手順を解説します。
- アプリを起動する
- iPhoneなら「Googleアプリ」、Androidなら最初から入っている「レンズ」アイコンをタップします。
- 薬をカメラに写す
- 薬を明るく平らな場所に置き、スマホをかざします。画面に表示されるシャッターボタン(虫眼鏡のマーク)を押します。
- 検索結果を確認する
- 画面の下に、似た薬の写真や製薬会社のサイトが表示されます。刻印や色が一致しているかを確認しましょう。
コツ: 錠剤だけの場合は、できるだけアップで写し、刻印(文字や数字)がはっきり見えるように撮るのが成功の秘訣です。
専門家・おまささんのワンポイントアドバイス
専門家の視点:ICTは「確認のヒント」として使おう
現場でICT活用を推進している「おまさ」です。Googleレンズは非常に強力な味方ですが、介護現場では「AIの回答が100%正しいとは限らない」という姿勢が大切です。
検索結果はあくまで「この薬である可能性が高い」という強力なヒント。特定できたと思っても、必ず以下のダブルチェックを行いましょう。
- 配薬原簿(お薬手帳)の控えと照らし合わせる
- その薬を飲んでいる利用者の残薬数を確認する
- 判断に迷ったら、必ず薬剤師さんに相談する
Googleレンズで「調べる時間」を短縮し、その分「本当に誰のものかを確認する作業」に意識を向ける。これが、ICTを使った賢い事故防止のあり方です。
小さな「便利」が、現場のゆとりを生む
「この薬、誰の?」という不安は、Googleレンズという身近なツールで解消できます。まずは、ご自身の薬や、中身がわかっている予備の薬で一度試してみてください。「こんなに簡単にわかるんだ!」という驚きが、ICT活用の第一歩になります。
NPO法人タダカヨでは、こうした「明日から使える便利なスマホ術」を、介護現場の皆さまに分かりやすくお伝えする無料のオンライン勉強会を定期開催しています。
「もっと詳しく使いこなしたい!」「他のスタッフにも教えたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒に、もっと楽で安心な介護現場を作っていきましょう!


