【介護のセキュリティ事例集】VPNとゼロトラストで実現する「どこでも安心」な働き方|タダサポ解決ケース4選

「自宅でケアプランを作成したいけれど、個人情報の持ち出しが怖い」「VPNを導入したけれど、設定が難しくて誰も使っていない」……。
介護業界でもICT化が進む一方で「どうすれば安全に、かつ便利にデータを扱えるのか」というネットワークセキュリティの悩みは尽きません。特に昨今では、医療・介護機関を狙ったサイバー攻撃も増えており対策は待ったなしの状態です。
この記事では、ICT支援窓口「タダサポ」に寄せられた実際の相談事例をもとに、VPNやゼロトラストを活用して現場の課題をどう解決したかをご紹介します。

介護現場におけるネットワークセキュリティの定義

介護現場におけるセキュリティ対策とは「場所を問わず安全に利用者情報へアクセスできる環境を作ること」です。

VPN(仮想専用線)

インターネット上に「専用のトンネル」を作り、外部から事業所内サーバーへ安全に接続する技術。

ゼロトラスト

「社内も社外も信頼しない」を前提にアクセスする「人」と「端末」をその都度厳格に認証する最新の考え方。

これらを適切に組み合わせることで情報漏えいリスクを最小化しながらテレワークや現場でのリアルタイム入力を実現できます。

タダサポ解決事例集:現場の「困った」をどう解決したか

事例1:USBメモリ卒業!ケアマネの在宅ワークをVPNで安全に(居宅介護支援)

相談内容(Before)

ある居宅介護支援事業所の管理者A様からの相談。ケアマネジャーが自宅で書類作成をする際、個人情報を含むデータをUSBメモリにコピーして持ち出していました。「いつか紛失するのではないか」と夜も眠れないほどの不安を感じておられました。

タダサポの提案(Action)

事業所のルーターをVPN対応のものへ交換し、各ケアマネジャーの貸与PCに接続設定を行いました。これによりデータは事業所のサーバーに置いたまま、自宅から中身だけを見る環境を構築しました。

改善結果(After)

  • 物理的な持ち出しゼロ: USBメモリの使用を原則禁止し、紛失リスクを根本から解消。
  • 業務効率UP: 最新のケアプランに自宅から直接アクセスできるため、情報の先祖返り(古いデータへの上書き)もなくなりました。

事例2:つながらないイライラを解消!安定したVPN運用の秘訣(小規模多機能)

相談内容(Before)

すでにVPNを導入していた法人担当者B様。しかし、「接続が頻繁に切れる」「動作が重い」という現場からの不満が続出。結局、使い勝手の悪さから職員が勝手に個人のクラウドストレージを使い始めるという二次的なリスクが発生していました。

タダサポの提案(Action)

通信環境の調査を行い、事業所側のネット回線の帯域不足とVPN設定の競合を特定。回線の増強とともにワンクリックで接続できる専用クライアントソフトの導入を提案しました。

改善結果(After)

  • 接続維持率の向上: 途中で切断されるストレスがなくなり、現場の活用率が100%に。
  • シャドーITの撲滅: 「便利で安全」な環境が整ったことで、個人ツールの無断利用がなくなりました。

事例3:複数拠点の管理も楽に。端末を特定して守るゼロトラスト(広域法人)

相談内容(Before)

複数の拠点を展開する介護グループのICT担当C様。拠点が増えるたびにVPNの設定・管理が煩雑になり、限界を感じていました。また、スマホやタブレットなど多種多様な端末からアクセスを許可したいという要望もありました。

タダサポの提案(Action)

特定のネットワーク(境界)で守るVPNではなく、「許可された端末のみどこからでも安全に接続できる」ゼロトラスト型ソリューションへの移行を提案。ID管理(SSO)と端末認証を組み合わせたクラウド型アクセス制御を導入しました。

改善結果(After)

  • 管理コストの大幅削減: 拠点ごとのネットワーク管理が不要になり、本部で一括制御が可能に。
  • マルチデバイス対応: 訪問先からのスマホ入力も、最高水準のセキュリティで実現できました。

事例4:予算がなくても大丈夫?優先順位から決める対策(併設所)

相談内容(Before)

通所と訪問を併設する施設長D様。「セキュリティが大事なのはわかるが高額なシステムは導入できない。最低限、何から始めればいいのか」という切実な悩みでした。

タダサポの提案(Action)

まずはコストを抑えつつ効果が高い「多要素認証(MFA)」の導入とOSのアップデート管理を徹底。将来的なゼロトラスト化を見据え、安価な月額制のセキュリティサービスから段階的に導入するロードマップを提示しました。

改善結果(After)

  • 心理的な安心感: 「何をしていいかわからない」状態から脱却し、職員のセキュリティ意識が向上。
  • 段階的な強化: 限られた予算の中で、最もリスクの高いポイントから守りを固めることができました。

運用のコツ:失敗しないための共通ポイント

事例全体を通して、介護現場でセキュリティ対策を成功させる鍵は以下の2点です。

「使いやすさ」を犠牲にしない

設定が難しすぎると職員は隠れてルールを破ります。「1ボタンで接続できる」「自動で認証される」など、現場の負担を最小限にする工夫が必要です。

運用ルールをセットで決める

ツールを入れるだけでなく「カフェの公衆Wi-Fiでは使わない」「離席時は必ず画面ロックする」といった基本的な運用ルールを徹底することが技術的な対策以上に重要です。

ひとりで悩まず「タダサポ」へご相談ください

「VPNとゼロトラスト、結局どっちがいいの?」「うちの予算でできることは?」 そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度タダサポにご相談ください。

私たちは特定の製品を販売する業者ではありません。あなたの現場の状況を丁寧にヒアリングし、中立的な立場から「本当に必要な対策」を一緒に考えます。