SwitchBotで電気・カーテン操作を自動化してみよう
「朝にカーテンを開ける」「夕方に電気を消してカーテンを閉める」といった短い作業ではあるけれども、その方にとってはとても大切なこと。朝の光を浴びること、夕方にカーテンを閉めて落ち着くこと。一見すると小さな作業ですが、自分らしい暮らしを続けるためには欠かせない大切な作業です。
「本当は早朝や夕方の希望時間にカーテンを開け閉めしたいけれど、思うような時間とズレてしまう」「これ以上、仕事から早く帰れない……」 現場やご家庭で、そんなもどかしさを感じていませんか?
そこで提案したいのが、後付けスマート家電「SwitchBot(スイッチボット)」を使って、毎日の開閉作業を自動化するタダカヨ流の裏ワザです。初期費用は数千円ほど。単純な日課は機器に任せることで、限られた支援の時間を「人にしかできない心の通ったケア」へまわすことができます。本記事では、デジタル操作が苦手な方でも安心して始められるよう、具体的な設定手順をわかりやすくご紹介します。
朝のカーテンと夕方の電気、諦めていませんか?
生活リズムを整え、ご自宅で快適に過ごすためには、日々の光のコントロールがとても重要な役割を果たします。
小さな作業が「自分らしい暮らし」を支えている
朝、太陽の光を浴びることで私たちの体内時計はリセットされ、頭と身体がすっきりと覚醒します。また、夕方暗くなる前に部屋を明るくし、カーテンを閉めて静かな夜を迎えることは、精神的な安定やリラックスにもつながります。
これらは単なる日常の雑務ではなく、心身の健康と尊厳ある暮らしを支える欠かせない日課です。
希望の時間と実際のタイミングがズレてしまうもどかしさ
しかし、ご自身で手を伸ばすのが難しかったり、付き添うご家族や周りのスタッフが忙しかったりすると、「本当は朝7時に太陽の光を浴びたいのに、実際にカーテンが開くのは9時過ぎになってしまう」「17時には部屋が暗くなって不安なのに、灯りがつくのが遅くなってしまう」といった時間的なズレが生じがちです。
毎日のことだからこそ、このちょっとした妥協やもどかしさが積み重なり、暮らしの快適さを損ねてしまう原因になっています。
短時間作業を自動化!スマート家電(SwitchBot)とは?
「スマート家電」と聞くと、「難しそう」「家を改修しないといけないのでは?」と身構えてしまうかもしれません。しかし、今回ご紹介する「SwitchBot(スイッチボット)」シリーズは、今ある家具や設備にペタッと貼るだけで使える画期的な後付け機器です。
SwitchBotカーテンとSwitchBotボットの基本機能
自動化に使う主なツールは以下の2点です。
SwitchBotカーテンとは:
ご自宅のカーテンレールに取り付ける手のひらサイズのロボットのことです。設定した時間になると、レールの上を滑るように動いてカーテンを自動で開閉してくれます。
SwitchBotボットとは:
壁の照明スイッチや家電のボタンの横に両面テープで貼り付ける小箱型の機器のことです。アプリから指示を出すと、小さなアームが飛び出して物理的にスイッチをポチッと押してくれます。
どちらも大掛かりな工事や配線作業は一切不要で、賃貸住宅や高齢者のご自宅でも安心して導入できます。
従来の対応とスマート家電導入の比較
手動での対応とスマート家電(SwitchBot)を活用した場合の違いを表にまとめました。
| 比較項目 | 手動での対応(ご家族や周りの手) | スマート家電(SwitchBot)導入 |
| 初期費用 | 0円 | 数千円〜1万5千円程度(機材代のみ) |
| 時間の正確さ | 予定や作業の都合で時間が前後しやすい | 設定した時刻に1秒の狂いなく動作 |
| 生活リズムへの影響 | 他者の都合に合わせざるを得ない | ご本人の希望するタイミングにぴったり合わせられる |
| 設置の工夫 | 特別な準備は不要 | テープで貼るだけ(工事不要・壁を傷つけない) |
| 毎月の費用 | 0円 | 0円 |
初期費用として機器代(数千円〜)はかかりますが、設置したその日から希望通りの時間帯に自動で動作するため、生活リズムの維持に大きな効果を発揮します。
トイレや部屋で実践!SwitchBotの設定手順
ここからは、ご家族やケアマネジャーが設定できる具体的な手順をステップ形式で解説します。
手順1:SwitchBotカーテンで朝晩の開閉を自動化
まず、お部屋や寝室のカーテンレールに「SwitchBotカーテン」を取り付けます。
本体の取り付け:
カーテンのフックとフックの間に、機器のローラー部分を引っ掛けるように装着します(工具不要で数秒で完了します)。
スマホアプリと連携:
無料の「SwitchBotアプリ」をダウンロードし、画面の指示に従って機器を登録します。
タイマー(スケジュール)設定:
アプリ内で動作時間を指定します。
例:「毎朝7:00にカーテンを開ける」
例:「毎夜18:00にカーテンを閉める」
朝太陽の光を浴びることで、高齢者の体内時計が整い、日中の覚醒と夜間の良眠という規則正しい生活リズムを作るリハビリ効果も期待できます。
手順2:SwitchBotボットで壁の電気スイッチをリモート操作
次に、お部屋やトイレ、廊下などの壁にある照明スイッチに「SwitchBotボット」を取り付けます。
スイッチ横に貼り付け:
壁のスイッチのすぐ横に、付属の強力両面テープで本体を貼り付けます。
動作確認:
アプリから「押す」ボタンをタップし、小さなアームが正しくスイッチを押し込めるか位置を調整します。
タイマー設定:
カーテン同様にスケジュールを設定します。
例:「18:00に照明スイッチをONにする」
例:「21:00に照明スイッチをOFFにする(または常夜灯にする)」
これで、暗い中でスイッチを探して転倒するリスクを防ぎつつ、自動で照明のオン・オフが可能になります。
手順3:遠隔操作とセンサー連携で「ついで見守り」も実現
中継機器である「SwitchBot ハブ2」または「SwitchBot ハブミニ」を一緒に設置しておくと、インターネット経由で遠隔地(ご家族のスマホ)からの操作が可能になります。
遠隔操作:
「今日は急に曇ってきたから早めに電気をつけてあげよう」といった操作が、離れた自分の自宅からスマホ一つで行えます。
見守り効果:
アプリ上で「今日ちゃんと電気の操作が行われたか」「カーテンが開いたか」の履歴が残るため、遠隔地からの簡易的な安否確認にもつながります。
導入前に必ず確認すべき注意点と準備するもの
非常に便利で経済的なスマート家電ですが、導入前にあらかじめ確認しておくべきポイントが2点あります。
親御さんのご自宅の「Wi-Fi環境」と「ハブ(Hub)」の準備【要確認】
スマート家電を遠隔操作したり、タイマー設定を遠隔から変更したりするためには、親御さんのご自宅に「Wi-Fi(インターネット環境)」が必要です。
また、Wi-Fiと各機器をつなぐための中継機器として「SwitchBot ハブ2」または「SwitchBot ハブミニ」が必要となります。
必要な準備物リスト:
- 親御さんのご自宅のWi-Fi環境
- SwitchBotカーテン(両開きなら2台、片開きなら1台)
- SwitchBotボット(電気スイッチ1箇所につき1台)
- SwitchBotハブ(中継機器)
【要確認:親御さんのご自宅にWi-Fi環境があるかを事前にご確認ください。Wi-Fiがない場合は、据え置き型の格安SIMルーターなどを検討する必要があります】
カーテンレールや壁スイッチのタイプの適合確認【要確認】
購入前に、ご自宅の環境に機器が取りつけられるかを必ず確認しましょう。
カーテンレール:
一般的な「U型」レールのほか、「I型」や「ポールタイプ」など種類に応じた専用の本体が販売されています。ご自宅のレールの形を確認して購入してください。
壁スイッチ:
押すと凹凸が切り替わる「ロッカー式スイッチ」に対応しています。タッチパネル式やダイヤル式のスイッチには取り付けできません。
設置の3ステップ
準備から設置までの全体的な流れは以下のとおりです。
事前確認(レールの形状とWi-Fiの確認)
ご自宅のカーテンレールの形(U型など)と、壁スイッチのタイプ、Wi-Fi環境があるかを確認します。
機器の取り付け(作業時間:約10分)
SwitchBotカーテンをレールに装着し、SwitchBotボットを壁スイッチの横に両面テープで貼り付けます。
アプリでスケジュール設定(作業時間:約15分)
スマホアプリに機器を登録し、「朝7時にカーテンを開ける」「夜18時に電気をつける・カーテンを閉める」等のタイマーを設定・動作テストします。
よくある質問(FAQ)
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電池切れの心配はありませんか?交換は簡単ですか?
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SwitchBotカーテンは充電式(付属のUSBケーブルで充電)で、1回のフル充電で約8ヶ月間動作します。SwitchBotボットはリチウム電池(CR2)で動作し、約600日持ちます。どちらもアプリ上に電池残量が表示され、減ってきたらスマホに通知が届くため安心です。
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自動化した後も、手動でカーテンを開けたり電気をつけたりできますか?
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はい、可能です。カーテンは手で少し引くとその方向へ自動で動いてくれる「タッチ&ゴー」機能がついています。壁スイッチも、ロボットの横の空いたスペースを指で直接押すことができるため、親御さん自身が手動で操作したいときも邪魔になりません。
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介護保険の「住宅改修費支給」や「福祉用具購入」の対象になりますか?
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原則として、スマート家電は介護保険の住宅改修や福祉用具購入の対象外(全額自己負担)となります。ただし、一度購入すれば長期間使え、毎日の負担を大幅に軽減できるため、トータルのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
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ITに疎い高齢の親でも使いこなせますか?
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親御さん側での操作は「一切不要」です。ご家族様が初期設定とタイマー設定をしておけば、あとは毎日勝手に自動で動いてくれます。親御さんは普段通りの生活を送るだけで良いため、IT機器に抵抗がある方でも問題なく導入できます。
単純作業は機器に任せ、温かい心の通ったケアを
今回の要点をまとめます。
生活リズムの維持:
希望通りの時刻にカーテンが開閉し、電気の点灯が行えることで規則正しい生活が整う
手軽な導入:
工事不要でペタッと貼るだけ。数千円から手軽にスタートできる
役割の分担:
電気やカーテンなどの決まった日課はスマート機器に優しくお任せし、周囲の方は「人にしかできない温かい心の通ったケアやコミュニケーション」に時間と気持ちを集中させる
「毎日のことだから」と諦めかけていた小さな不便も、安価なスマート家電をほんの少し取り入れるだけで、驚くほど快適で安心な空間へと生まれ変わります。
ぜひ今日から、手軽で便利なスマート家電を活用して、笑顔があふれる暮らしの第一歩を踏み出してみませんか?


