【2026年7月 活動報告】

いつもタダカヨの活動を支えてくださり、本当にありがとうございます。

梅雨が明け、厳しい暑さが続いた7月。利用者様の熱中症対策に加え、日々の記録や請求業務に追われ、心身ともに大変な毎日をお過ごしではないでしょうか。

こうした多忙な現場だからこそ、デジタルツールを上手に取り入れて「時間」と「気持ち」に少しでもゆとりを生み出すことが、これまで以上に大切になってきています。

タダカヨは今月も、寄付者の皆さまのご支援のおかげで、全国の介護現場に無料でICT活用の学びと伴走支援をお届けすることができました。

本レポートでは、2026年7月の各サービスの活動実績をご報告します。

2026年7月の活動実績サマリー

活動内容2026年7月の実績概要
タダスク38回開催/延べ2,146名申込無料オンラインPCスクール(うち「8時だヨ集合」127名申込)
出張タダスク全国19回開催各地の協議会・地域包括支援センター等へ出向くICT研修
タダサポ10件実施マンツーマンの無料IT個別相談(伴走支援)
タダレク218名申込無料オンラインレクリエーション

タダスク|無料オンラインPCスクール

7月は38回を開催し、延べ2,146名のお申し込みをいただきました。介護現場の「今、知りたい」に寄り添い、AI活用から記録の効率化、セキュリティ、外国人材の教育まで、入門から中級まで幅広いレベルの講座を毎日のようにお届けしています。

猛暑の現場を支える、7月の注目講座

  • [中級・7/2]AIを活用して、要介護・要支援のケアプランを作成してみよう!(講師:おハム)── ChatGPTでのケアプラン作成やGoogle Keepでの情報整理を実践形式で。
  • [入門・7/10]「Googleって何?」から始める、怖くないアカウント作成超入門(講師:チホホ)── その場でアカウント作成を体験する初心者向け講座。
  • [初級・7/8]スマホで「負担割合証」がキレイに撮れる!Googleドライブスキャン術(講師:RYO)── Android・iPhone両対応、書類のプロ級デジタル化。
  • [初級・7/21]補助金をもらって業務をラクに「Security Action」はじめの一歩(講師:つぐちゃん)── これからの介護ICTに備えるセキュリティ対策と補助金活用を専門用語なしで。
  • [中級・7/25]タイピング不要!音声入力とシームレス連携で叶える、これからの記録作成術(講師:クララ)── 音声入力とスマホ→PC自動連携で訪問記録を効率化。
  • [入門・7/22]失敗しても大丈夫!ゼロから一緒に練習するZoom接続入門(講師:はっち)── 招待メールの開封から入場、基本操作までを繰り返し練習。

介護福祉士DX|7月の講座

施設系のスタッフに向けた「介護福祉士DX」シリーズも継続開催しました。IT用語をクイズ形式で学ぶ「介護現場の『カタカナIT用語』スッキリ解決」(7/4)、サ高住の成功事例に学ぶ「LINE WORKS活用事例」(7/24)、日本介護福祉士会の無料教材を使い外国人スタッフ教育の負担を減らす「無料Webコンテンツ『にほんごをまなぼう』」(7/30)など、現場の生産性向上に直結するテーマを扱いました。

8時だヨ!タダスク集合

朝のスキマ時間を活用した特別企画「8時だヨ!タダスク集合」には、127名のお申し込みをいただきました。一日の業務が始まる前のわずかな時間で、気軽にICTの学びに触れられる場として、多くの方にご参加いただいています。

7月26日(日)朝8時からは、「ケアマネの事務作業、AIにまるっとお任せ」をテーマに開催(登壇:Seamth 本間葵氏・柿原氏)。FAX処理から議事録作成まで、ケアマネジャーの事務負担をデジタルで軽くする2つのサービスをご紹介しました。

  • コミュニケーション「一括送信」サービス:多職種連携の連絡をまとめてデジタル化。
  • 「AI助手」サービス:会議の音声から議事録を自動生成。

参加特典として、担当者会議のAI議事録を自動作成できるツールを無料配布しました。

タダスク納涼祭 in Summer 2026

7月11日(土)夜には、夏の特別企画「タダスク納涼祭 in Summer 2026」を開催しました。ふだんは真剣なスキル学習の場ですが、この日は「最高にゆるくて自由に、学びも交流もぜんぶお得に楽しむ」をコンセプトに、途中入退出自由・カメラオフOKで実施。ヒロスさんによるメイン講義「7つの習慣について」に加え、情報セキュリティ、ケアマネDXの時短、Canvaでの名刺・チラシ作成、ケアプー活用、AI体験の5つのブレイクアウトルームから、参加者が興味に合わせて自由に学べる構成としました。

実践アウトプット活用会

7月31日(金)には、学んだスキルを「仕事の武器」に変える実践シェア会を開催しました。今月の発表者は、幼稚園教諭からケアマネジャーへ転身した13年のベテランで、かつては授業をすべて手書きノートにメモしていた”超アナログ派”だったという受講生の方。そんな方が生成AI(Gemini)と協働し、「参加者が『来てよかった』と思える温かいBCP研修」を企画・実現するまでのプロセスを共有してくださいました。「自分にもできそう」と一歩を踏み出す後押しとなる、心温まる回となりました。


タダサポ|マンツーマンの無料IT個別相談

7月は10件の個別相談を実施しました。タダサポは、事業所ごとの状況に合わせて専門メンバーが一対一で伴走する無料の支援サービスです。今月も多様なご相談が寄せられました。ここでは、個人情報・事業所名を伏せたうえで、代表的なツール支援の事例をご紹介します。

① ケアプランデータ連携システム(今月最多)

  • 現場のお悩み:「相手から届いたファイルの取り込み方法がわからない」「導入の具体的なスケジュールや作業内容を知りたい」といったご相談が複数寄せられました。
  • 解決のヒント:介護ソフトの仕様(提供票の送信状況によって実績が取り込めない等)を確認しながら、共有フォルダを使った事業所内の運用方法をご案内。CD-Rからインターネット請求へ切り替えたばかりの事業所には、証明書を使った初期設定から、PDF・画像の送受信までを実際に操作しながら体験していただきました。国保連・厚労省が進めるケアプランデータ連携システムのWEB化に関する最新情報も共有しています。

② ビジネスチャットの導入・活用(LINE WORKS 等)

  • 現場のお悩み:「一人事業所から複数人の事業所へ合併するので、グループでの運用体制を整えたい」「無料版から有料版への切り替えや、外部の方とのつながり方を知りたい」といった、規模拡大・体制づくりに関するご相談が目立ちました。
  • 解決のヒント:既存アカウントを複数人で管理する体制への移行や、送信取り消しなど無料版でできる操作、相手の表示名の登録・確認方法をご案内。あわせて、FAXのPDFメール転送によるペーパーレス化など、業務全体の効率化につながる提案も行いました。

③ AI・無料ツールの活用

  • 現場のお悩み:「研修で使ったChatGPTの資料を介護ソフトと連携させたい」「AIケアマネジメントの使い方を知りたい」といった、AI活用への関心が高まっています。
  • 解決のヒント:AIケアマネジメントの基本操作や、音声入力による記録業務の効率化を提案。PC・タブレット・スマートフォンそれぞれでの使い方も含めて、無理なく始められる方法をお伝えしました。

<今月の注目事例>

外国人技能実習生の記録支援に関するご相談も寄せられました。「会話はできるが、日本語の記録が読めない・書けない」という夜勤現場の課題に対し、音声入力や翻訳に活用できるツールの考え方を一緒に整理しました。人材の多様化が進むなか、ICTが現場の負担軽減と定着支援の両面で果たせる役割を示す事例となりました。


出張タダスク|全国へ広がるICT研修

タダカヨ出張タダスク

7月は全国で19回の出張研修を実施しました。各地の介護支援専門員協会や地域包括支援センター、居宅介護部会などへ講師が出向き(オンライン・現地開催の両方で)、地域の実情に合わせたICT研修をお届けしています。以下は今月の主な開催実績です。

  • 静岡県湖西市地域包括支援センター(40名)
  • 滋賀県野洲市地域包括支援センター・高齢福祉課(35名)
  • 茨城県茨城県訪問介護協議会 ICT研修
  • 千葉県介護支援ネクスト(77名)
  • 大分県別府市介護支援専門員協会 研修部(59名)
  • 香川県小豆ブロック介護支援専門員連絡会(50名)
  • 埼玉県居宅介護支援事業所 ケアプー研修(3名)
  • 大阪府平野区居宅介護部会(第4・第5ブロック)
  • 大阪府ケアプランセンター(社会福祉法人)向け研修(101名)
  • 大阪府河内長野市東部地域包括支援センター 介護支援専門員法定外研修
  • 大阪府大阪介護支援専門員協会 浪速区支部(49名)

※ 上記は7月に開催した主な研修です。地域の協議会・部会単位でのご依頼が全国から寄せられており、対面・オンラインを柔軟に組み合わせて対応しています。


タダレク|無料オンラインレクリエーション

7月は延べ218名のお申し込みをいただきました。タダレクは、画面越しに一緒に楽しめる無料のオンラインレクリエーションです。利用者様の「笑顔の時間」づくりや、職員の皆さまのレク準備の負担軽減にお役立ていただいています。

第89回は、7月3日(金)に「コリスライブ 中田亮の昭和歌謡コンサート」を開催しました。懐メロプリンス・中田亮さんが昭和歌謡曲500曲のなかから厳選した名曲をお届けし、参加ホーム・事業所が画面に登場したり、リクエストにお応えしたりと、双方向で盛り上がるひとときとなりました。

主催:コリスライブ(運営:株式会社オフィスニート)/共催:NPO法人タダカヨ/助成:独立行政法人福祉医療機構(WAM)


お知らせ|プレスリリース

2026年7月10日、新たな伴走支援サービス「タダサポ」の提供開始を発表しました。

これは、介護事業所が直面する「介護情報基盤」への対応、とりわけマイナンバーカードリーダーの導入に関する悩みを、最短ルートで解決するための伴走支援サービスです。

  • 機器選定から補助金申請まで、専門家が最適な導入方法をご案内します。
  • 専用の相談窓口で、日々の疑問にお答えします。
  • 利用できる補助金・助成金を活用し、自己負担の最小化(コスト最適化)をサポートします。

「膨大なマニュアルの理解」「複雑な手続き」「費用計画」といった負担を軽減し、ケアに集中できる環境づくりを応援します。詳細はPR TIMESの発表をご覧ください。


まとめ

7月も、タダスク・タダサポ・出張タダスク・タダレクを通じて、全国の介護現場のICT活用を無料で支援することができました。ケアプランデータ連携システムやAIの活用、外国人材の記録支援など、現場のニーズは着実に広がり、変化しています。

こうした活動はすべて、寄付者の皆さまお一人おひとりのご支援によって成り立っています。介護に携わる方々が、少しでも心のゆとりと「笑顔の時間」を取り戻せるよう、タダカヨはこれからも歩みを止めずに活動を続けてまいります。引き続き、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


よくあるご質問(FAQ)

Q. パソコンやITが苦手でも参加できますか?

A. はい、大丈夫です。タダスクやタダサポは「ITが苦手な方」を前提に、基礎からゆっくり丁寧にご案内しています。「何がわからないのかもわからない」という状態からのご相談も大歓迎です。

Q. どのサービスも本当に無料ですか?

A. はい。タダカヨの各サービスは、寄付者の皆さまのご支援によって、すべて無料でご利用いただけます。

Q. 地域の研修(出張タダスク)を依頼したいのですが?

A. 協議会・部会・地域包括支援センターなど、団体単位でのご依頼を承っています。オンライン・現地開催のいずれにも対応可能です。タダカヨのウェブサイトよりお気軽にお問い合わせください。NPO法人タダカヨ | 2026年7月 活動報告